トップ
>
躯
ふりがな文庫
“躯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
からだ
89.4%
むくろ
5.1%
み
3.0%
く
0.8%
がら
0.4%
たい
0.4%
たけ
0.4%
ムクロ
0.4%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からだ
(逆引き)
舅はやや肥えた
躯
(
からだ
)
の大きな人で、血色のいい顔に温和な微笑を湛え、眼をほそめてわたくしを見ながら、ゆっくりと幾たびも
頷
(
うなず
)
いた。
やぶからし
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躯(からだ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
むくろ
(逆引き)
丁々坊 ははは、この梟、羽を
生
(
はや
)
せ。(戯れながら——熊手にかけて、白拍子の
躯
(
むくろ
)
、藁人形、そのほか、釘、獣皮などを
掻
(
か
)
き
浚
(
さら
)
う。)
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
躯(むくろ)の例文をもっと
(12作品)
見る
み
(逆引き)
一
腔
(
こう
)
の
怨毒
(
えんどく
)
いずれに向かってか吐き尽くすべき
路
(
みち
)
を得ずば、自己——千々岩安彦が五尺の
躯
(
み
)
まず破れおわらんずる
心地
(
ここち
)
せるなり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
躯(み)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
く
(逆引き)
国の臣等と
倶
(
とも
)
に深い哀愁を
懐
(
いだ
)
き、諸共に発願して、三宝に祈念し、一
躯
(
く
)
の釈迦如来の像——太子と等身なるを作り、その
功徳
(
くどく
)
を以て、御病
平癒
(
へいゆ
)
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
躯(く)の例文をもっと
(2作品)
見る
がら
(逆引き)
日本橋辺にいたことのあるおかなは、
痩
(
やせ
)
ぎすな
躯
(
がら
)
の
小
(
ちいさ
)
い女であったが、東京では立行かなくなって、T——町へ来てからは、体も芸も一層
荒
(
すさ
)
んでいた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
躯(がら)の例文をもっと
(1作品)
見る
たい
(逆引き)
野郎と云いざま、幸助は匕首をまっすぐに持って突っかけて来、芳造は
躯
(
たい
)
を右にひらいてそれを
躱
(
かわ
)
すと、のめってゆく幸助の背中をうしろからすばやく、力いっぱい突きのめした。
枡落し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躯(たい)の例文をもっと
(1作品)
見る
たけ
(逆引き)
渠
(
かれ
)
は手も足も肉落ちて、
赭黒
(
あかぐろ
)
き皮のみぞ
骸骨
(
がいこつ
)
を
裹
(
つつ
)
みたる。
躯
(
たけ
)
低く、
頭
(
かしら
)
禿
(
は
)
げて、
式
(
かた
)
ばかりの
髷
(
まげ
)
に
結
(
ゆ
)
いたる
十筋右衛門
(
とすじえもん
)
は、
略画
(
りゃくが
)
の
鴉
(
からす
)
の
翻
(
ひるがえ
)
るに似たり。
眉
(
まゆ
)
も口も鼻も取立てて
謂
(
い
)
うべき
所
(
ところ
)
あらず。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
躯(たけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ムクロ
(逆引き)
君が
躯
(
ムクロ
)
を 思ひ見ざらむ
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
躯(ムクロ)の例文をもっと
(1作品)
見る
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“躯”を含む語句
体躯
病躯
痩躯
巨躯
躯幹
老躯
體躯
身躯
躰躯
小躯
短躯
矮躯
形躯
大躯
上躯
長躯
一躯
偉躯
亡躯
白髯痩躯
...
“躯”のふりがなが多い著者
山本周五郎
小山清
徳田秋声
林芙美子
南方熊楠
泉鏡花
高浜虚子
モーリス・ルヴェル
長谷川時雨
国枝史郎