“功徳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くどく93.9%
クドク2.7%
こうとく2.0%
のりのこと0.7%
イサヲ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢明に死を予感して言うらしく他に見られるのもいかがと思いまして功徳くどくのことのほうも例年以上なことは遠慮してしませんでした。
源氏物語:19 薄雲 (新字新仮名) / 紫式部(著)
女たちは、唯功徳クドクの爲に絲をツムいでゐる。其でも、其が幾かせ。幾たまと言ふ風に貯つて來ると、言ひ知れぬ愛著を覺えて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
かつてその弊害を見ざりしは、ひっきょうするに、教育の学者をして常に政治社外にあらしめたるの功徳こうとくといわざるをえざるなり。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
臣は今日出家いへでして、陛下きみの為めに功徳のりのことおこなはむとおもふ。天皇ゆるしたまふ。即日そのひ出家してころもたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
本居氏の古事記傳には宇迦之御魂ウカノミタマの御魂を解して恩頼ミタマノフユ神靈ミタマノフユミタマノフユなどもあり)又萬葉五(二十六丁)に阿我農斯能美多麻多麻比弖アガヌシノミタマタマヒテなどある意にて其功徳イサヲ
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)