“聴”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
70.8%
きこ10.7%
ゆる5.2%
きか3.3%
きき2.6%
きゝ2.2%
きい1.5%
1.1%
きく1.1%
ぎき0.4%
ちょう0.4%
0.4%
ゆるし0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際また王生は、仲のい友人の趙生と一しょに、自由な生活を送っていた。きに行く事もある。を打って暮らす事もある。
奇遇 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わたしの部屋は朝だと云うのに暗くて、天井の低い部屋だった。裏は四条の電車の駅とかで、拡声機の声がひっきりなしにえて来る。
田舎がえり (新字新仮名) / 林芙美子(著)
阿那律寡婦に語りて言う、もし我に由らば、ことごとく宿をすべしと。賈客すなわち前にる。寡婦またこれなる念いを作す。
お島が説明してす作太郎の様子などで、その時はそれでけるのであったが、その疑いは護謨毬のように、時が経つと、またった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
も一度海外へ出て、苦学をしてのちびにくるから、奴は手許へあずかっておいてくれと詫を入れた。けれど亀吉はいっかな入れはしない。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
人畜の道にして。その欲を得遂げざれども。耳に妙法のきをて。…………おなじ流に身をて。共に彼岸に到れかし。
運命です、運命です、う御座います、貴様にお話がないなら僕が話します。僕が話すから聞いて下さい、せめてて下さい、僕の不幸な運命を!
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その日の夕方、次郎は、俊亮と、お民と、お浜の三人が茶の間で話しこんでいるのを、隣の部屋から立ちきしていた。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
再び高いに昇って元気よく仕事をしていた。松の枝が時々にみしりみしりとんだ。その音をごとに、私は不安になかった。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
実業家は当世人だけに、他人の話を立聴きするのが何よりの好物であつた。談話が儲け話か女の噂である場合には、とりわけ身体中を兎の耳のやうにしてをした。
学の権威について云々されては微笑ってばかりもいられない。孔子は諄々として学の必要を説き始める。人君にして諫臣が無ければを失い、士にして教友が無ければを失う。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
己れ不埒の奴、然らば汝上手に書き見せよと、筆紙を取りて迫れば、下僕深く己が失礼を謝して、赦されんことを乞ふも、予更にるさず、剛情殆ど度に過ぎたり。
臨終の田中正造 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
先生は不相変御忙しくてつしやいませうねエ——今日はネ、阿母、慈愛館からおが出ましてネ、御年首に上つたんですよ、私、斯様嬉しいお正月をするの、生れて始めてでせう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)