“傾聴”のいろいろな読み方と例文
旧字:傾聽
読み方割合
けいちょう81.8%
けいちやう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人びとが絶望ぜつぼうのさけび声を立てるのを聞きながら、「先生」は平気な、しかしみんなを傾聴けいちょうさせずにおかないような声で言った。
例えば彼の女性観を聞くと自分自身が女性でありながらち一ち傾聴けいちょうせずには居られないくらいに深刻に女性を解剖かいぼうしています。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その見解のうちには、今日こんにちはわれわれを微笑びせうせしめるものもあるけれども、傾聴けいちやうすべきものもないわけではない。これがまた、マツクフアレエンの本などには、全然見られぬ特色である。
日本の女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかしかれ言葉ことばには傾聴けいちやうすべきことすくなくはなかつた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)