“人君”の読み方と例文
読み方割合
じんくん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学の権威けんいについて云々うんぬんされては微笑わらってばかりもいられない。孔子は諄々じゅんじゅんとして学の必要を説き始める。人君じんくんにして諫臣かんしんが無ければせいを失い、士にして教友が無ければちょうを失う。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「神仏は神仏を信ずる者にのみ、そのあらたかの加護を与うるものじゃ。……人君じんくんに忠節を尽くす者は、その全き同じ至誠を以て、神仏を信じあがめるものじゃ」と、親王様にはおごそかに仰せられた。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)