“崇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あが74.0%
たた5.8%
たか4.6%
たっと3.5%
あがめ2.9%
とうと2.3%
うやま1.2%
たふと1.2%
いつ0.6%
けだか0.6%
(他:6)3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古欧州で馬崇拝の例、ギリシアの海大神ポセイドン、農の女神デメテル、いずれも本は馬形で、ガウル人は馬神ルジオブス、馬女神エポナをあがめた。
正直な、里の人々は、(わしらの郷土の秀才に、神仙が宿った)とにうけて、たちまち張角を、救世の方師ほうしあがめて、触れまわった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
事実順慶は、三十人にあまる秀次の嬪妾ひんしょうのうちで彼女を一段と高くあがめており、いかなる場合にも敬慕の念を失うことがないのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それが打身のようになって、暑さ寒さにたたられては困るというので、支配頭の許可を得て、箱根の温泉で一ヵ月ばかり療養することになったのである。
温泉雑記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
斯様なると暴風雨は弱い塀にたたる道理で、魔の手は蒲生へ向うよりは葛西大崎の新領主となった木村伊勢守父子の方へ向って伸ばされ出した。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さわらぬ神にたたりなしとどんな男からも怖れられた玄竜が、それしきの夢にこれは又何ごとだと思えば急に忌々しくもなって来た。
天馬 (新字新仮名) / 金史良(著)
高言壮語を以て一世を籠絡ろうらくするを、男児の事業と心得るものは多し、静思黙考して人間の霊職をたかうせんと企つる者は、いづくにある。
一種の攘夷思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
嘆賞すべき慰藉いしゃ者よ! 彼は忘却によって悲しみを消させることなく、希望によってそれを大きくなしたかめさせんとした。
是れダンテが女性の美の極致にして、ダンテはこれに依りて、心を淨めおもひたかうせしなり。
それ天下有司に諭し、務めて礼教をたっとび、疑獄をゆるし、朕が万方ばんぽうともにするをよろこぶの意にかなわしめよと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
国王とモンテスパン夫人との寝台の下に腹匐はらばいになったローザン氏の姿勢は、ちょうど批評界が歴史と真実とをたっとんで取ってる姿勢と同じだった。
仏教をたっとぶ市民達はその仏教の教主たるところの噠𡃤喇嘛その人を生仏いきぼとけとして尊信し、その喇嘛のおわす宮殿を神聖不可侵おかすべからざる場所とした。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
片側なるたゞ一の魂を我等に示していひけるは、彼はターミーチにいまなほあがめをうくる心臟こゝろを神のふところに割きしものなり 一一八—一二〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それ地上現に大王のあがめをうけしかも記念かたみにおそるべき誹りを殘してひぢの中なる豚の如くこゝにとゞまるにいたるものその數いくばくぞ 四九—五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ローマびとに世界のあがめをうけしめし徴號しるしをばなほ保ちつゝ、聖靈の光る火しづまりて後 一〇〇—一〇二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今より数十の星霜を経て後の文明の世に至れば、また後人をしてわが輩の徳沢とくたくを仰ぐこと、今わが輩が古人をとうとむがごとくならしめざるべからず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
が、この人はむしろ情の側の人で、道徳を主とし、宗教をとうとぶという性質の人であったからして、直接哲学に関係あるというよりはむしろそういう方面に大いに注意すべき方面があった。
とうとき憤り!」
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
——なおこの熱田の宮の神さまは、日本武尊やまとたけるのみことをお祀りしたものとも聞いていますので、日頃よりうやまい尊ぶ御神の御前にて、初冠ういこうぶりないたすこと
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はそれとは反対じゃ。上に刃向かった人間の栄えた例はないというが、戦の聖人ひじりうやまわれている彼の甲州の信玄様は父を押しこめた不孝者でござる。越後の上杉謙信公も兄に逆らった不悌ふていの方じゃ。しかもどちらも栄えてござる。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼はこの人の世に、さばかり清く新くも、たふとく優くも、高くうるはしくも、又は、まつたくも大いなる者在るを信ぜざらんと為るばかりに、一度ひとたび目前まのあたりるを得て
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
秀頼が五歳のときに書きし文字いまに残りてわれもたふと
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
店の前には狹き廊ありて、小龕せうがんに聖母をいつきまつり、さゝやかなる燈を懸けたり。
けだかさ、雄々をゝしさ、王者のほこり見する、
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
わが邦の沙門しゃもんもまたよくすうを興せり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
がいむらさきしやべて四十里しじふり歩障ほしやうつくれば、そうにしきへてこれ五十里ごじふりる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
がいあめもつかまれば、そうらふもつたきゞとす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「我も一手の大将なり。然るにわが首の何とて、実検に合わざるぞ。かくては、此度の勝利思いも依らず。我たたりをなし、禍いを成さん」と。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「これは/\錢形の親分、飛んだお騷がせをいたします。——大泥棒を縛つて、御上の御手傳ひをして、その泥棒にたゝられたとあつちや、私も人樣へ顏が合はされません。何分宜しく御願ひ申します」
それから、何も彼も禁制の賦のたゝりと思はせることも出來るかも知れず、それがいけなければ、平常ふだん投げわなの自慢をして居る
そんだがあんときにやかゝあ可哀相かはいさうなことしたな世間せけん奴等やつら卯平うへいかゝあとつつかれべえなんちから心配しんぺえすんなつてつたんだな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)