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『喇嘛の行衛』
ふりがな文庫
『
喇嘛の行衛
(
ラマのゆくえ
)
』
拉薩の街は賑かであった。 勿論それは毎日毎日観飽きている賑かさには相違ないが、しかし同時に其賑かさは新来の旅行客を喜ばすに足る大変珍奇い賑かさでもあった。市の真中に山のように喇嘛の宮殿が聳えている。瑪瑙と玻璃と大理石とで築き上げられた大宮殿 …
著者
国枝史郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「秘密探偵雑誌」1923(大正12)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約34分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
緊
(
ひき
)
侍
(
は
)
容貌
(
かおつき
)
遣
(
よ
)
杖
(
むち
)
行
(
いっ
)
毀
(
きずつ
)
而
(
そう
)
蓬々
(
ほうぼう
)
負
(
しょ
)
退
(
さ
)
誘拐
(
かどわ
)
攫
(
さ
)
未
(
まだ
)
濃
(
こまか
)
磨
(
ま
)
紛失
(
ふんじゅつ
)
下
(
もと
)
在
(
おわ
)
崇
(
たっと
)
道筋
(
みち
)
以前
(
まえ
)
加之
(
しかも
)
可
(
べ
)
天幕
(
てんまく
)
様
(
さん
)
為合
(
しあ
)
物語
(
はなし
)
獣皮
(
けがわ
)
皮袋
(
ふくろ
)
紛失
(
ふんじつ
)
転生
(
うまれかわり
)
且
(
かつ
)
今朝
(
こんちょう
)
吠声
(
とおごえ
)
夫
(
そ
)
好嗜
(
このみ
)
左様
(
そう
)
市
(
まち
)
幽
(
かすか
)
張
(
ぱ
)
彼処
(
あすこ
)
復
(
また
)
性癖
(
くせ
)
摩
(
ま
)
斯
(
こ
)
此度
(
こんど
)
殆
(
ほと
)
燧金
(
ひうち
)
玉璽
(
たまぐし
)
珍奇
(
めずらし
)
真直
(
まっす
)
窃
(
ひそか
)
自
(
おのずか
)
蠢
(
うご
)
親密
(
したしみ
)
赧
(
あから
)
邂逅
(
めぐりあ
)
駛
(
は
)
中
(
うち
)
了
(
しま
)
亢
(
たか
)
仲宜
(
なかよ
)
何
(
ど
)
何時
(
いつ
)
俄
(
にわか
)
光彩
(
ひかり
)
兎
(
と
)
入
(
い
)
其
(
その
)
内部
(
なか
)
厳
(
いか
)
可笑
(
おか
)
各自
(
めいめい
)
呉
(
く
)
周囲
(
まわり
)
周章
(
あわ
)
喇嘛
(
ラマ
)
嘴
(
くちばし
)
噤
(
つぐ
)
塁
(
るい
)
夕栄
(
ゆうばえ
)
天幕
(
テント
)
女形
(
おやま
)
如何
(
いか
)
宛然
(
さながら
)
宜
(
よろ
)
室
(
へや
)
家
(
うち
)
対像
(
たいぞう
)
将
(
まさ
)
尤
(
もっと
)
就
(
つ
)
屹度
(
きっと
)
市街
(
まち
)
平伏
(
ひれふ
)
平素
(
ふだん
)
幾歳
(
いくつ
)
徐
(
おもむ
)
恭
(
うやうや
)