“珍奇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちんき77.8%
めずらし11.1%
めづらし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなに、しずんだおじょうさんでも、わたしってきた、宝石ほうせきをごらんになれば、こおどりしておよろこびなさるにちがいありません。それほどうつくしい、珍奇ちんきなものばかりです。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勿論それは毎日毎日観飽きている賑かさには相違ないが、しかし同時にその賑かさは新来の旅行客きゃくを喜ばすに足る大変珍奇めずらしい賑かさでもあった。まちの真中に山のように喇嘛ラマの宮殿が聳えている。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
どうだ、最早もはや皈途きとむかふのだが、これからすこみちへんじてすゝんでは、ふるみちかへるより、あたらしい方面ほうめんからかへつたら、またいろ/\珍奇めづらしことおほからう。