“市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いち59.1%
まち31.6%
5.2%
シティ0.8%
0.5%
いっ0.3%
シチー0.3%
あつま0.3%
たかまち0.3%
イチ0.3%
ゴーロド0.3%
シチイ0.3%
シティー0.3%
フジナ0.3%
マチ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今その上さんが熊手持って忙しそうに帰って行くのは内に居る子供がのお土産でも待って居るのかとも見えるがそうではない。
熊手と提灯 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
る日はまる一日じゅう、諸方の訪問にされた。新来の旅人はずこののお歴々がたを訪問した。初めに県知事に敬意を表した。
これはで一番人の目に立つ雄大な二階立白堊館、我が懐かしき母校である。盛岡中学校である。巨人? だ、慥かに巨人だ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そこでグリイン検察官は、手続きを無視し、反対を斥けて、その嫌疑者の安全を確保すべく、新築して間もない厳丈な刑務所へこれを留置した。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
椿岳の洒々落々たる画名をるの鄙心がなかったのはこれを以ても知るべきである。
なんでさんに間違があるもんですか、市さんは年こそ若いが、あなたよりよっぽど分別のある人ですものと、りで受合っていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
麻酔薬、毒薬、絹紐、ハンカチ。数を尽くした瓦落多道具が。あるが中にも文明国では。一と呼ばれるホントウ国だよ。そこの首都のタマゲタで。わしが見て来た新式手段が。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
常に賓客をよろこび、ほとんど門にる。あるごとに書を読みかならずしも解するを求めず。よろこべどびを歓びとせずへども憂ひを憂へとせず……
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百姓もやれば杣夫もやり、猟師もやれば川狩もやるが、どこかに大きな祭礼があって、が立って盛んだと聞くと、早速香具師に早変りして、出かけて行って儲けて来、家へ帰れば以前通り
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「静かだのう。義平太も、一ぷくせぬか。唐詩選であったか、たれやらの詩に——林泉ニ近ウシテ幽ハ更ニ幽ナリ——という句があった」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔々モスクワ大公が金糸の刺繍でガワガワな袍の裾を引きずりながら、髯の長い人民を指揮してこしらえた中世紀的様式の城壁あるだ。
三月八日は女の日だ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
とくに清教徒的なロンドンのが、宮廷に敵意ある気勢を見せながら、再起せぬエセックスに見当はずれな肩入れを示した。彼は新教会派の支柱である。
それでも、大会社の腰高椅子や卸問屋の地下室から来たらしい若者達はコンクリートではない水をバチャバチャかきわけ、空気と日光を感じて日曜を笑っている。
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
土地は全體極めてしとおぼしく、岸の水より高きこと僅に數寸なるが如し。偶〻數戸の小屋の群を成せるあれば、指ざしてと云ふ。こゝかしこには一叢の木立あり。其他はて是れ平地なりき。
此点に於て削り掛け・ほいたけ棒・粟穂・稲穂・にはとこ・幸木なども皆同種のもので、延いては酉のの熊手も、御服の餅花から菖蒲団子と反対に向いて、大きくなつたものと思はれる。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)