“市場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちば58.8%
しじょう17.6%
しぢやう3.9%
マーケット2.0%
ルイノク2.0%
いち2.0%
おおはま2.0%
ころしば2.0%
イチ2.0%
イチニハ2.0%
フエリヤ2.0%
マァケット2.0%
マアケット2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市街中程きな市場がある、兒童其處へ出かけて、山のやうに貨物であるにふんぞりつて人々立騒ぐのをて居る。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
赤い色だのの色だの、普通市場らないような色をした小魚が、透き通る波の中をあちらこちらと泳いでいるのが鮮やかに指さされました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
処女作市場たとき、まだいこの天才出現かされて、まつてくの青年も、そろ/\実質はれてたやうに、二人り三れして
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
罷市の宣伝が到る所の壁の上で新しい壁となった。電車が停り、電話が停った。各学校は開期不明の休校を宣言した。市街の店鋪は一斉に大戸を降ろし、市場は閉鎖された。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
ある午後、市場へ買い出しに出かけていると夕立がかかって来た。ナースチャはいそいで市場のアーチの下へ逃げこんだ。
赤い貨車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「持ってせれ外道サレエ。市場の人間を見損のうたか」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
上海かどこかの市場に売りに行こうとしやがった。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
祭り日の市場には、村人たちは沢山の供へ物を用意して、山の神の群行或は山姥の里降りを待ち構へた。山の神・山姥の舞踊や、身につけたかづら・かざしが、神上げの際には分けられた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
通例うたがき(歌垣)或は方言的にかゞひ(嬥歌会)をづめなど称せられるもので、市場——斎場——に集つて、神・巫女対立して、歌の掛合ひすることを条件とする。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
祭礼を結んだ女の色香に飽きたならば、直ちに午過市場きての女の手を取り給へ。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
煎餅のやうな生木の薄いバラック旅館が、いくつも建ちかけてゐた。気儘放題に家が建ち並んでゐる。市場あり小料理屋あり。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
それがまた市場へ出て欧羅巴へ逆輸入される頃には、いかに彼女らが海一〇〇〇山一〇〇〇の物凄い莫連になってるかは想像に難くあるまい。