“街頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がいとう61.5%
まち15.4%
まちつじ7.7%
まちなか7.7%
プロムナアド7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街頭がいとうをさらし、ゆきまじりのかぜなかで、バイオリンをき、悲痛ひつううたをうたって、みちゆくひとあしめようとしました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
「俺も愈々渦の中をまひ/\してゐる塵芥になツてアツたんだ。」眼をそらして、づツと街頭まちの方を見る。何も見えない、窓と屋根やねばかりだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
お前をどこの街頭まちつじでも構わない、見つけ次第打ち殺すと書いたのだ。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
これさ/\、はぢぢゃ/\、亂暴らんばうをすな? チッバルト、マーキューシオー、領主との嚴命げんめいではいか、ヹローナの街頭まちなか鬪諍たゝかひをしてはならぬはずぢゃ。これさ、チッバルト! マーキューシオー!
それは、大学の芝生で、街頭プロムナアドで、キャフェで、その他あらゆる近代的設備の場所で、降るともなく積もるともなく飛び交す、塵埃ごみのように素早い視線の雪だ。一番自由な、無責任な滑走が得られる。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)