“鬪諍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうじゃう25.0%
いさかひ25.0%
たゝかひ25.0%
とうぢょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
領主 その曲事きょくじゆゑに、即刻そっこく追放つゐはう申附まうしつくる。汝等なんぢら偏執へんしふ予等われらまでも卷込まきこまれ、その粗暴そばう鬪諍とうじゃうによってわが血族けつぞく血汐ちしほながした。わがこの不幸ふかう汝等なんぢらにもくやますため、きびしい科料くわれうくわさうずるわ。
人聲俄かに聞えて平常たゞならぬに、ねふれる樣なりし美人はふと耳かたぶけぬ、出火か、鬪諍いさかひか、よもや老夫婦がと微笑ほゝゑみはもらせど、いぶかしき思ひに襟を正して猶聞とらんと耳をすませば
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これさ/\、はぢぢゃ/\、亂暴らんばうをすな? チッバルト、マーキューシオー、領主との嚴命げんめいではいか、ヹローナの街頭まちなか鬪諍たゝかひをしてはならぬはずぢゃ。これさ、チッバルト! マーキューシオー!
汝等なんぢらにんよし爭論あらそひもととなって、同胞どうばう鬪諍とうぢょうすで三度みたびおよび、市内しない騷擾さうぜう一方ひとかたならぬによって、たうヹローナの故老共こらうども其身そのみにふさはしき老實らうじつかざり脱棄ぬぎすて、なんねんもちひざりしため