“偏執”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんしふ36.4%
へんしゅう27.3%
へんしつ18.2%
ひがみ9.1%
ひねくれ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いだ感情、寂しいと思ふあこがれ、とがもつれあつた偏執。これ等のものが一しよになつて彼の涙腺に突き入つたのか。彼は詞もなく泣いた。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
それに今の文学者は多く我慢の癖がある。自分のちを遂げ非を飾りたいという癖がある。それから嫉妬偏執の癖がある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
あの方の御父上も同様の頭蓋形体だったそうですが、それもございましたのでしょう、算哲様は御自分の説に、ほとんど狂的な偏執を持っていらっしゃいました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それも畢竟はこっちが女主人であると思って、備前屋ではおそらく馬鹿にしているのであろうという、女らしい偏執まじりの愚痴も出た。
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
富岡先生が折角上京されたと思うと突然帰国された、それにて自分は大に胸を痛めている、先生は相変らず偏執ておられる。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)