“へんしふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
編輯55.6%
偏執44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……柳川春葉やながはしゆんえふと、わたしとが編輯へんしふたづさはつてた、春陽堂しゆんやうだう新小説しんせうせつ社會欄しやくわいらん記事きじとして、中京ちうきやう觀察くわんさつくために、名古屋なごや派遣はけんといふのを、主幹しゆかんだつた宙外ちうぐわいさんからうけたまはつたときであつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白隱和尚はくいんをしやう弟子でし東嶺和尚とうれいをしやうとかいふひと編輯へんしふしたもので、おもぜん修行しゆぎやうするものが、あさところからふかところすゝんで徑路けいろやら、それにともなふ心境しんきやう變化へんくわやらを秩序立ちつじよだてゝいたものらしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
領主 その曲事きょくじゆゑに、即刻そっこく追放つゐはう申附まうしつくる。汝等なんぢら偏執へんしふ予等われらまでも卷込まきこまれ、その粗暴そばう鬪諍とうじゃうによってわが血族けつぞく血汐ちしほながした。わがこの不幸ふかう汝等なんぢらにもくやますため、きびしい科料くわれうくわさうずるわ。
一人彼是かれこれと申こばむは偏執へんしふの致す處か再吟味は天下の法にそむく相成ぬと申せとの事なれば伊勢守はおほかしこまり奉り候とてやがて芙蓉の間へ出來いできたり上座につき越前上意なりと申渡さるゝに越前守にははるかに引下りて平伏へいふくなす此時高木伊勢守申渡す樣は八山御旅館に居らせられ候天一坊身分越前我意がいつのり再吟味願の儀は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)