“變化”のいろいろな読み方と例文
新字:変化
読み方割合
へんくわ41.9%
へんげ19.4%
へんか12.9%
かはり9.7%
かは6.5%
かはりかた3.2%
ばけ3.2%
ばけもの3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れがしきりに交代かうたいされるので、卯平うへいは一しか郷里きやうりつちまなくても種々しゆ/″\變化へんくわみゝにした。かれは一ばんおつぎのことが念頭ねんとううかぶ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「きやツ」とか「恨めしや」とか、今にもこの女が變化へんげになつてしまひはしないかと云ふ氣持ちが、渠のかの女を度々いぢめて來た記憶から、おそろしいほどに浮んで來た。
日本につぽん南北なんぼくながつゞいてゐて、ところによる氣候きこう變化へんかもいろ/\ですから、動物どうぶつもまた、いろ/\なものがんでゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
うるはしき空氣變化かはりなく動きてわが額を撃ち、そのさまさながら軟かき風の觸るゝに異ならず 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それゆゑ、變化かはつたとか變化らないとかいふことは、眞實そのものでなく、たんに形式や輪廓、もしくは詩行の配列などから言はれることが多いのである。
星より来れる者 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
『それはせま遁路にげみちだつたのよ!』と云つてあいちやんは、きふ變化かはりかたには一方ひとかたならずおどろかされましたが、それでもうして其處そこつたことを大層たいそうよろこんで
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
これが、丸持まるもち祕藏子ひぞつこだと、匙庵老さじあんらうみやくつて、氣鬱きうつしやうでごわす、とお氣晴きばらしを、とて、ぐに野幇間のだいこ變化ばけやつ
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
付けて中津川なかつがはより來りし馬二頭ありしを幸ひこれに乘る元より駄馬なれば鞍も麁末そまつに蒲團などもなし宿の主才角さいかくしてうしろより馬の桐油とうゆをかけて我々を包む簑虫の變化ばけものの如し共に一笑してこゝ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)