“野幇間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のだいこ96.9%
のだいこもち3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありや何だい、質屋の亭主だつていふが、野幇間のだいこだか、俳諧師はいかいしだか解つたものぢやない。あんな物識顏ものしりがほをする野郎は俺は嫌ひさ」
これが、丸持まるもち祕藏子ひぞつこだと、匙庵老さじあんらうみやくつて、氣鬱きうつしやうでごわす、とお氣晴きばらしを、とて、ぐに野幇間のだいこ變化ばけやつ
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「近藤宇太八といふ浪人者、ありや大變な二本差ですね。もう四十近いでせうが、金のある町人のところを、渡り用人棒で歩きながら、野幇間のだいこもちよりも情けねえ暮しをしてゐますよ」