“俳諧師”の読み方と例文
読み方割合
はいかいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俳諧師はいかいし松風庵蘿月しようふうあんらげつ今戸いまど常磐津ときはづ師匠しゝやうをしてゐるじついもうとをば今年は盂蘭盆うらぼんにもたづねずにしまつたので毎日その事のみ気にしてゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「ありや何だい、質屋の亭主だつていふが、野幇間のだいこだか、俳諧師はいかいしだか解つたものぢやない。あんな物識顏ものしりがほをする野郎は俺は嫌ひさ」
この詩と句とによって考えると、平五郎という俳諧師はいかいしが、遥々はるばるここへ旅に来て、同好の士がこれを迎えた。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)