“野分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のわき84.1%
のわけ15.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遼東(りょうとう)の大野(たいや)を吹きめぐって、黒い日を海に吹き落そうとする野分(のわき)の中に、松樹山(しょうじゅざん)の突撃は予定のごとく行われた。時は午後一時である。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夏山 夏野 夏木立(なつこだち) 青嵐 五月雨(さみだれ) 雲の峰 秋風 野分(のわき) 霧 稲妻 天(あま)の河(がわ) 星月夜 刈田 凩(こがらし) 冬枯(ふゆがれ) 冬木立 枯野 雪 時雨(しぐれ) 鯨(くじら)
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ある日曜の午後と覚えています、時は秋の末で、大空は水のごとく澄んでいながら野分(のわけ)吹きすさんで城山の林は激しく鳴っていました。
春の鳥 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
すでにその頃、尊氏は瀬田大橋もこえ、彼の東下の軍勢は、野分(のわけ)の爪(つめ)あとのひどい稲田を途中に見つつ近江路を急いでいた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)