“冬枯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふゆがれ52.6%
ふゆが42.1%
ふゆか5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏山 夏野 夏木立なつこだち 青嵐 五月雨さみだれ 雲の峰 秋風 野分のわき 霧 稲妻 あまがわ 星月夜 刈田 こがらし 冬枯ふゆがれ 冬木立 枯野 雪 時雨しぐれ くじら
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
いままでかがやかしかったやまも、野原のはらも、もはや、冬枯ふゆがれてしまいました。そして、あわれな、えだまったはとのはねにはなおさむ北風きたかぜいているのであります。
兄弟のやまばと (新字新仮名) / 小川未明(著)
うるはしえたる空は遠く三四みつよついかの影を転じて、見遍みわたす庭の名残なごり無く冬枯ふゆかれたれば、浅露あからさまなる日の光のまばゆきのみにて、啼狂なきくるひしこずゑひよの去りし後は、隔てる隣より戞々かつかつ羽子はね突く音して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)