“輝”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かがや55.4%
かゞや17.0%
4.8%
かがやか3.7%
ひか3.7%
かがやき3.0%
かゞやき2.6%
てる1.8%
かが1.5%
てら1.5%
(他:14)5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“輝”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語17.3%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語14.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)14.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ぼくをみると、鳶色とびいろひとみかがやかせ、「どうしたのホスマラア」と可愛かわいい声でさけびます。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そしてそとると、はたして、太陽たいようのこずえのうえ元気げんきよくかがやいていました。
野ばら (新字新仮名) / 小川未明(著)
洋燈らんぷひかり煌々くわう/\かゞやいて、何時いつにか、武骨ぶこつなる水兵等すいへいら
なかにもやまちかいのが、美女たをやめざうひたひかざつてかゞやいたのである。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
暖かい風とわからないくらいのかすかな流れとのままに、舟は漂っている。穏やかで、日がり渡り、寂然じゃくねんとしている。
——エマニュエルの灰色の猫は、パリーの空にらされてる息苦しい屋根裏と不具の主人とに、よく調和していた。
貫一はその殺気にうたれて一指をも得動かさず、むなしまなこかがやかして満枝のおもてにらみたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
月の光は幾重いくえにもかさかった霊廟の屋根を銀盤のように、その軒裏の彩色を不知火しらぬいのようにかがやかしていた。
霊廟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
洗場あらいばながしは乾く間のない水のために青苔あおごけが生えて、触ったらぬらぬらしそうにひかっている。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
台所の戸の開捨てた間から、秋の光がさしこんで、流許ながしもと手桶ておけ亜鉛盥ばけつひかって見える。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
空気は冷たかったがしずかけむったように見える日で、かがやきのない夕陽がそのまわりをほっかりと照らしていた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「知っています」と云ったなり首は少しも動かなかった。黒い眼が怪しいかがやきを帯びて、頬の色は電気灯のもとでは少し熱過ぎる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
生くる光わが身のまはりを照らし、そのかゞやき面帕かほおほひをもて我を卷きたれば、何物も我に見えざりき 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あゝ生くるとこしへの光のかゞやきよ、パルナーゾの蔭に色あをざめまたはその泉の水をいかに飮みたる者といふとも 一三九—一四一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「親分も知つて居なさるでせう、近頃兩國の廣小路に小屋を掛けて、江戸中の人氣を集めて居る、娘手踊の半九郎一座の花形、おてふとおてる
「そしたら瓶詰はみんなイーハトヴの友でしたしはかり売のはたしかに北のてるです。」
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
若い尼は、顔を赤らめて俯向うつむくばかりでした。しなやかな肉付や、美しい肢体は、墨染の法衣にも隠せず、庵室の貧しさにもかがやき渡るばかりでした。
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
兎も角その中橋南地なかばしなんちの猿若座の桝に納まったどんな客の中にも、お竹ほどのかがやかしい存在はたった一人も無かったことは事実でした。
北の方で、すじをなさぬくれないや紫の電光いなずまが時々ぱっぱっと天の半壁はんぺきてらしてひらめく。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
けれども洋燈を移して其所そこてらすのは、男子の見るべからざるものをいて見るような心持がして気が引けた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
太子は、推古天皇の三十年に薨去されたが、天皇をはじめ奉り、全国民に至るまで「日月ひかりを失ひ、天地既に崩れぬべし」と、嘆いたと云はれる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
望む限り、縹緲ひょうびょう、地平線に白銀のひかりを放ち、こうとして夢を見るが如し。
そのたまのように、かゞやいていらつしやるうつくしいお客樣きやくさまを、どうぞうちらへ、と御案内ごあんないまをげてくれ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
照り付けられた所為せゐで三千代のほゝが心持よくかゞやいた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
題と云えば、只今島田からお手紙でね、坊主の名ね、正輝にしようとしたが、すこしむずかしいようだというので、二人の若い親が相談してあきらとしたのだそうです。
きのうは三越へ降りたついでに、あきらまさるのためおもちゃを買いました、其は色も何もついていない、ちょいとした積木ですが、二つで十一円何十銭かでした。
屋敷中の人々は、ウヘ近くツカへる人たちから、垣内カキツの隅に住む奴隷ヤツコ婢奴メヤツコの末にまで、顏をカヾヤかして、此とり沙汰を迎へた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
屋敷中の人々は、ウヘ近くツカへる人たちから、垣内カキツの隅に住む奴隷ヤツコ婢奴メヤツコの末にまで、顏をカヾヤかして、此とり沙汰を迎へた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
元寇は、日本のかゞやかしき大勝に終つたが、その戦禍を甚だしく受けたものは、戦勝の殊勲者たる鎌倉幕府それ自身であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
是公の家の屋根から突出つきだした細長い塔が、瑠璃色るりいろの大空の一部分を黒く染抜いて、大連の初秋はつあきが、内地では見る事のできない深い色の奥に、数えるほどの星をきらつかせていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水平線の果て波浪はきらめ
サガレンの浮浪者 (新字新仮名) / 広海大治(著)