“清輝”の読み方と例文
読み方割合
せいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで日本に発達した西洋画は原田氏以後の黒田清輝せいき氏たちの将来せる処のフランス印象派によって本当に開発されたのであった。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
当時、この国では初めて二隻の新艦を製し、清輝せいき筑波つくばと名づけ、明治十二年の春にその処女航海を試みて大変な評判を取ったころである。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
南洲其の免れざることを知り相共に鹿兒島にはしる。一日南洲、月照の宅をふ。此の夜月色清輝せいきなり。あらかじ酒饌しゆせんそなへ、舟を薩海にうかぶ、南洲及び平野次郎一僕と從ふ。