“待受”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まちうけ54.5%
まちう45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくし夜半頃新町橋にいたり待受まちうけたり彌七は斯る事とはゆめにも知ず其夜は大いにざんざめき翌朝よくてう夜明方よあけがたに新町の茶屋を立出橋へ掛る處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
サアおいでだというお先布令さきぶれがあると、昔堅気むかしかたぎの百姓たちが一同に炬火たいまつをふりらして、我先われさきと二里も三里も出揃でぞろって、お待受まちうけをするのです。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
えゝ……とほくへもかないで、——くすりはなかつたあだをしに——待受まちうけてでもたのでせう……二丁目にちやうめ中程なかほどから、うやつて提灯ちやうちんしたさうですが、主人あるじかつて
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
案ずるに、私が行たらばさぞドウも大変な事を云うだろうと待受まちうけて居たに違いない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)