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待受
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まちうけ
ふりがな文庫
“
待受
(
まちうけ
)” の例文
隱
(
かく
)
し夜半頃新町橋に
到
(
いたり
)
て
待受
(
まちうけ
)
たり彌七は斯る事とは
夢
(
ゆめ
)
にも知ず其夜は大いにざんざめき
翌朝
(
よくてう
)
夜明方
(
よあけがた
)
に新町の茶屋を立出橋へ掛る處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
サアお
出
(
いで
)
だというお
先布令
(
さきぶれ
)
があると、
昔堅気
(
むかしかたぎ
)
の百姓たちが一同に
炬火
(
たいまつ
)
をふり
輝
(
て
)
らして、
我先
(
われさき
)
と二里も三里も
出揃
(
でぞろ
)
って、お
待受
(
まちうけ
)
をするのです。
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
木の間隠れに閃く
刄
(
やいば
)
を引抜きて原丹治が
待受
(
まちうけ
)
る所へ通りかゝる青馬に、
大文字
(
おおもじ
)
に鹽原と書きたる桐油を掛けて居りますゆえ、多助に相違ないと心得
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
梅田着の上り列車で同志会総理加藤高明男が南海遊説の
帰途
(
かへりみち
)
に大阪へ立寄るといふので、まだ薄暗い
朝靄
(
あさもや
)
のなかから、一等待合室へ顔を出した
待受
(
まちうけ
)
の三人衆、一人は
北浜花外楼
(
きたはまくわぐわいろう
)
の
女将
(
おかみ
)
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
聞
(
きゝ
)
與惣次は大いに喜び然ば御
途中
(
とちう
)
に
待受
(
まちうけ
)
て直に願はゞ萬一傳吉が助かることもあらんか
且
(
かつ
)
はお專が氣をも
取直
(
とりなほ
)
させんと其のことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
圖「はゝア
畏
(
かしこ
)
まりました、就きましては甚だ差上げる物もござらんが、
聊
(
いさゝ
)
か
酒肴
(
しゅこう
)
を取寄せお
待受
(
まちうけ
)
を致して居りましたから、何うぞ一
盞
(
さん
)
お傾け下され、さ周玄これへ」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
書遺
(
かきのこ
)
し候我等
一昨年
(
いっさくねん
)
九月四日の
夜
(
よ
)
奧州屋新助殿をお
久
(
ひさ
)
の実の兄と知らず身請されては一分立たずと若気の至りにて妻恋坂下に
待受
(
まちうけ
)
して新助殿を
殺害
(
せつがい
)
致し候其の時新助殿始めて松山の次男なる事を
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一私し
儀
(
ぎ
)
穀屋平兵衞と
別懇
(
べつこん
)
に仕つり候處
關宿
(
せきやど
)
在
(
ざい
)
坂戸村名主庄右衞門方より穀代金請取歸り候
儀
(
ぎ
)
前
(
ぜん
)
以て手紙にて承知仕つり候
故
(
ゆゑ
)
六月廿七日の夜權現堂小篠堤に
待受
(
まちうけ
)
殺害
(
せつがい
)
致
(
いた
)
し金百兩
盜
(
ぬす
)
み取候に
相違
(
さうゐ
)
無御座候依之此段奉申上候以上
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“待”で始まる語句
待
待遇
待合
待乳山
待兼
待遠
待構
待伏
待乳
待侘