“盞”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さん39.0%
さかずき26.8%
さかづき22.0%
さら7.3%
うき2.4%
コップ2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“盞”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学21.4%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
歴史 > 日本史 > 日本史2.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
漁網の魚は、これを採って一さんの卓にのぼせ、地は割譲わけて、ながく好誼よしみをむすぶ引出物としようではないか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
急に医を呼びつつ赤酒を含ませんとする加藤夫人の手にすがりて半ば起き上がり、生命いのちを縮むるせきとともに、肺を絞って一さんの紅血を吐きつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
大人は、自分には二度まで夫人を殺しただけ、さかずきの数の三々九度、三度の松風、ささんざの二十七度で、婚姻の事には馴れてござる。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これもその頃の話である。晩酌ばんしゃくぜんに向った父は六兵衛ろくべえさかずきを手にしたまま、何かの拍子にこう云った。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
漸々だん/″\さかづきがまはつてまゐるにしたがつて、二人ともふちほんのり桜色さくらいろとなりました。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
おもきみ……しき九獻くこんさかづきよりして以來このかたはじめてむねとほりたるあますゞしつゆなりしを。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しろがねひもは永久に解けたのではなく、またこがねさらは償いがたいほど砕けたのでもない(6)のだ。
その拍子に燈火ともしびさらが落ちて、あたりのゆかに乱れたわらは、たちまち、一面の炎になった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
かく歌ひて、すなはちうきひして四六項懸うながけりて四七、今に至るまで鎭ります。こを神語かむがたり四八といふ。
ここにその隼人に詔りたまはく、「今日大臣とおやうきの酒を飮まむとす」と詔りたまひて、共に飮む時に、おもを隱す大まり一七にそのたてまつれる酒を盛りき。
「それは何でござんすね。」と、叔母はうす橙色オレンジいろのそのコップを遠くからすかして見た。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)