“さかずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.3%
25.3%
酒杯6.2%
酒盃3.2%
3.2%
1.6%
1.1%
酒盞0.7%
献酬0.5%
0.2%
0.2%
三々九度0.2%
朱杯0.2%
朱盃0.2%
洋杯0.2%
祝言0.2%
酒器0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、いい事があらあ」釈迦の十蔵と云うだ二十二三の男が叫んだ。彼は忠次のを貰ってから未だ二年にもなっていなかった。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
のめぐるままに、人々の顔には微醺がただよう。——詩の話、和歌の朗詠、興に入って尽きないのである。と、思い出したように
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
取止めもない思いを辿っているうちに、空気が人いきれで重くなって、人々のさざめきや、皿の音や、酒杯肉叉の触れる音や
孤独 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
見れば、細工場の片隅には、戸板をおいてそれへ皿、酒盃、水入れのような雑器に、安い値をつけて、清水詣での往来の者に傍ら売っているのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
細君の心を尽した晩餐には、の新鮮な刺身に、青紫蘇の薬味を添えた冷豆腐、それを味う余裕もないが、一盃は一盃とを重ねた。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
王はをあげて竇に酒を勧めたが、竇の目はその方にいかなかった。王はかすかに竇の気持ちを察したようであった。そこで王がいった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
まず御坊が、かの徒然草に書かれましたる中に『よろずにいみじくとも、色好まざらん男はいと騒騒しく、玉ののそこなき心地ぞすべき』
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
周瑜が手の酒盞を落したのである。そればかりか彼の髪の毛はそそり立ち、面は石のごとく硬ばっていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ外より入る者は、たる無し、門より入る者は家珍にあらず。を挙げてとなす、何ぞれ至楽ならん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
を挙げて 深きを辞せざりき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
二人は口を極めて平馬を賞め上げながらを重ねた。酌をしていた奥方までも、たしなみを忘れて平馬の横顔に見惚れていた。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつの間にか両手をえていた平馬は、やっと血色を取返して微笑した。叱られるのではない事がわかるとホッと安堵してを受けた。赤面しいしいポツポツと話出した。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
承知させた……三々九度やさかい、ああしたままな、好勝手な、朝云うた事は晩に変えやはる人やけど、こればかりは、私が附いているよって、承合うて、どないしたかて夢にはせぬ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次郎左衛門が、それへ冷酒朱杯を運んできたので
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大事の瓦解を眼にも見よとばかり、憤りをこめて、持っていた朱盃を、ばりばりっと、膝の上で握りつぶした。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さ、諸君、洋杯を挙げたまえ! 基督最後の晩餐ということはあるが、これが伯爵ステーンセン追放のお別れだハハハハハハ」
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
お前が此家に居ると伊之さんの病気が癒らないから、お前を出しちまって、死んだ花魁の位牌と祝言の真似事するとか、婚礼の真似事をすれば癒ると云う事なのだよ
雌蝶雄蝶酒器は親戚の二人の少女によって運ばれた。仲人夫婦と花嫁と花婿。四人の顔には緊張の色がった。やがて花嫁の前に盃が運ばれた。花嫁は顫える手をもって盃を取り上げた。
血の盃 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)