酒盞さかずき)” の例文
そこで御馳走を奉る時に、そのヤガハエ姫にお酒盞さかずきを取らせて獻りました。そこで天皇がその酒盞をお取りになりながらお詠み遊ばされた歌
周瑜しゅうゆが手の酒盞さかずきを落したのである。そればかりか彼の髪の毛はそそり立ち、面は石のごとく硬ばっていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
砕けた源太が談話はなしぶりさばけたお吉が接待とりなしぶりにいつしか遠慮も打ち忘れ、されていなまず受けてはつと酒盞さかずきの数重ぬるままに、平常つねから可愛らしきあから顔を一層みずみずと
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「あ。お酒盞さかずきが砕けました」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)