“酒屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかや88.5%
しゆをく3.8%
のみや3.8%
サカヤ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おまえなんか、いくらかかってもだめさ。」と、炭屋すみや小僧こぞうさんは、威張いばりました。酒屋さかや小僧こぞうさんは、いかにもくやしそうです。
日の当たる門 (新字新仮名) / 小川未明(著)
酒屋しゆをく沈湎ちんめんすること、それが俺の命の全部であつた。かうして十年をすごして来たとき俺は荒淫逸楽に飽きて来た。そして其生括の終りの幕を引いてくれたのは愛子である。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)
「おなつかしいやら、あの節のお礼やら……。ま、何から申していいか分りません。ちょっと、そこらの酒屋のみやまでお顔を拝借できますまいか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自省ジセイナオケレバ千万人センマンニンエドモ、——イヤ、握手アクシュハマダマダ、ソノタテノウラノ言葉コトバヲコソ、「自省ジセイナオカラザレバ、乞食コジキッテモ、赤面狼狽セキメンロウバイ被告ヒコク罪人ザイニン酒屋サカヤム。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)