“小僧”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こぞう91.3%
こそう1.0%
こぞ1.0%
こばうず1.0%
こぼうず1.0%
でっち1.0%
わっぱ1.0%
キツヅ1.0%
ボーイ1.0%
マーリチク1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“小僧”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)7.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
たまに正直な純粋じゅんすいな人を見ると、っちゃんだの小僧こぞうだのと難癖なんくせをつけて軽蔑けいべつする。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
立ちどまってみると、ぼくのからだはぶるぶるふるえて、ひざ小僧こぞうと下あごとががちがち音を立てるかと思うほどだった。
火事とポチ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
美人びじんしやく舌鼓したつゞみうつゝなく、かどはしたるひろひあれは何處いづこ小僧こそうどん雪中せつちゆうひと景物けいぶつおもしろし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
途方もない、乱暴な小僧こぞの癖に、失礼な、末恐しい、見下げ果てた、何の生意気なことをいったって私がとこに今でもある、アノとうで編んだ茶台はどうだい、嬰児ねんねえってあるいて玩弄おもちゃにして、チュッチュッんで吸った歯形がついて残ッてら。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
反響ひゞきのみは我が耳に堕ち来れど咳声しはぶき一つ聞えず、玄関にまはりて復頼むといへば、先刻さき見たる憎気な怜悧小僧こばうずの一寸顔出して、庫裡へ行けと教へたるに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
思ひつかるゝことのありてか今日はわざ/\二人を招び出されて一室に待たせ置かれしが、今しも静〻居間を出られ、畳踏まるゝ足も軽く、先に立つたる小僧こばうずが襖明くる後より、すつと入りて座につきたまへば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
茫々ぼうぼう暗路やみじに物をさぐるごとく念想おもいを空に漂わすことやや久しきところへ、例の怜悧りこうげな小僧こぼうずいで来たりて、方丈さまの召しますほどにこちらへおいでなされまし、と先に立って案内すれば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
小僧こぼうずがもって来し茶を上人みずから汲みたまいてすすめらるれば、二人とももったいながりて恐れ入りながら頂戴するを、そう遠慮されては言葉に角が取れいで話が丸う行かぬわ、さあ菓子もはさんではやらぬから勝手につまんでくれ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
祖父は九歳の年に、ほかの子供たちと一緒に、長い年期で大丸呉服店へ小僧でっち奉公に下ったのだ。
チッバ 小僧わっぱめ、それが無禮ぶれい辨解いひわけにはならぬぞ。もどって拔劍け。
あゝいふ感激は二度繰返されるものでないことは知つてゐるが、その後チヤツプリンの「小僧キツヅ」といふのを見て悦んだことがある。
観て忘れる (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そいつを、どこかで伊那の顔を見識みしっていた毛唐の一等船客が発見して、あの小僧ボーイと一所なら船を降りると云って騒ぎ出した。そこで今度は事務長が面喰めんくらって、早速小僧を逐出おいだしにかかったが、小僧がなかなか降りようとしない。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)