“小僧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぞう92.1%
こばうず0.8%
こぼうず0.8%
こざう0.8%
こそう0.8%
こぞ0.8%
でっち0.8%
わっぱ0.8%
キツヅ0.8%
ボーイ0.8%
マーリチク0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和尚(おしょう)さんのお部屋(へや)があんまり静(しず)かなので、小僧(こぞう)さんたちは、どうしたのかと思(おも)って、そっと障子(しょうじ)の透(す)き間(ま)から中をのぞいてみました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
小僧(こばうず)が将(も)つて来し茶を上人自ら汲み玉ひて侑(すゝ)めらるれば、二人とも勿体ながりて恐れ入りながら頂戴するを、左様遠慮されては言葉に角が取れいで話が丸う行かぬは
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
小僧(こぼうず)がもって来し茶を上人みずから汲みたまいてすすめらるれば、二人とももったいながりて恐れ入りながら頂戴するを、そう遠慮されては言葉に角が取れいで話が丸う行かぬわ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
孃(ぢやう)さまがたは庭(には)に出(で)て追羽子(おひはご)に餘念(よねん)なく、小僧(こざう)どのはまだお使(つか)ひより歸(かへ)らず、お針(はり)は二階(かい)にてしかも聾(つんぼ)なれば子細(しさい)なし、若旦那(わかだんな)はと見(み)ればお居間(いま)の炬燵(こたつ)に今(いま)ぞ夢(ゆめ)の眞最中(まつたゞなか)、拜(おが)みまする神(かみ)さま佛(ほとけ)さま
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
中硝子(なかがらす)の障子(しやうじ)ごしに中庭(なかには)の松(まつ)の姿(すがた)をかしと見(み)し絹布(けんぷ)の四布蒲團(よのぶとん)すつぽりと炬燵(こたつ)の内(うち)あたゝかに、美人(びじん)の酌(しやく)の舌鼓(したつゞみ)うつゝなく、門(かど)を走(はし)る樽(たる)ひろひあれは何處(いづこ)の小僧(こそう)どん雪中(せつちゆう)の一(ひと)つ景物(けいぶつ)おもしろし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
乱暴な小僧(こぞ)ッ児(こ)の癖に、失礼な、末恐しい、見下げ果てた、何の生意気なことをいったって私が家(とこ)に今でもある、アノ籐(とう)で編んだ茶台はどうだい、嬰児(ねんねえ)が這(は)ってあるいて玩弄(おもちゃ)にして
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
祖父は九歳の年に、他(ほか)の子供たちと一緒に、長い年期で大丸呉服店へ小僧(でっち)奉公に下ったのだ。父親はもう亡(なく)なっていた。足弱は三人ずつ、三方荒神(さんぽうこうじん)という乗りかたで小荷駄馬へ乗せられて来たのだ。
チッバ 小僧(わっぱ)め、それが無禮(ぶれい)の辨解(いひわけ)にはならぬぞ。戻(もど)って拔劍(ぬ)け。
あゝいふ感激は二度繰返されるものでないことは知つてゐるが、その後チヤツプリンの「小僧(キツヅ)」といふのを見て悦んだことがある。
観て忘れる (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そいつを、どこかで伊那の顔を見識(みし)っていた毛唐の一等船客が発見して、あの小僧(ボーイ)と一所なら船を降りると云って騒ぎ出した。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)