“居間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いま67.3%
ゐま26.5%
おへや2.0%
パーラー2.0%
プライベート2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分のいない留守の間に、或る知らない人物が忍び込んで、居間いまで何事かをしているということは、考えるだけでも神経を暗くした。
ウォーソン夫人の黒猫 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
仲冬のすゑ此人居間ゐまの二階にて書案つくゑによりて物をかきてをられしが、まどひさしさがりたる垂氷つらゝの五六尺なるがあかりにさはりてつくゑのほとりくらきゆゑ
「お歿なくなんなすってからも、居間おへやの前の庭は、当時そのままだから——」
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それは、ゲィツヘッドの應接間ほどの廣さも、壯麗さもない居間パーラーであつたが、十分居心地ゐごゝちがよかつた。私は、壁に掛つてる繪の趣題を考へ出さうと困つてゐた。
そこは岩形氏の屍骸が横たわっている寝室と隣合わせのやや広い居間プライベートで、一流のホテルらしい上等ずくめの……同時に鉄道のホテルに共通ともいうべき無愛想な感じのする家具や、装飾品が
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)