“居所”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いどころ66.7%
ゐどころ18.3%
いどこ6.7%
きょしょ6.7%
いど1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“居所”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲50.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれども自分の方から進んで島田の現在の居所いどころを突き留めようとまでは思っていなかったので、大した失望も感じなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「いや、それは晩まで待ってくれたまえ、まっ昼間にあげては、悪漢どもにわざわざぼくらの居所いどころを知らせるようなものだ」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
くちなは料理れうり鹽梅あんばいひそかにたるひとかたりけるは、(おう)が常住じやうぢう居所ゐどころなる
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
和尚はそのお礼として、来世で自分に特別上等の居所ゐどころを取持つてくれる程の信用はないにしても、今少し叮嚀な挨拶があつても善かりさうなものだ。
大森のかみさんは曖昧なことを云っていましたが、ほかの女中にカマをかけて、鶏を売りに来た奴の居所いどこをちゃんと突き留めて来ました。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「そうすると、寅という奴は千太の居所いどこを知っているわけだな」
「だまれっ! 汝こそ、今日まで居所きょしょをくらまして、われわれの眼がなくば、他国へ逃げのびようといたしながら」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ以来、二人は居所きょしょ進退しんたいに気を配っておりましたが、例の不思議な人影を見ることは、その後も一度や二度ではありません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「フム学問々々とお言いだけれども、立身出世すればこそ学問だ。居所いど立所たちど迷惑まごつくようじゃア、ちっとばかし書物ほんが読めたッてねっから難有味ありがたみがない」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
真個ほんとに本田さんは感心なもんだナ、年齢としも若いのに三十五円月給取るように成んなすった。それから思うと内の文三なんざア盆暗ぼんくらの意久地なしだッちゃアない、二十三にも成ッて親をすごすどこか自分の居所いど立所たちどにさえ迷惑まごついてるんだ。なんぼ何だッて愛想あいそが尽きらア」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)