“御隠居所”の読み方と例文
読み方割合
ごいんきょじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御隠居所ごいんきょじょであるはずだが、白河の御代から、院政いんせいというものが始まって、ここにも朝廷とおなじ組織がおかれ、当代ではその政庁化を、一そう、明らかにしていた。
さっそく御隠居所ごいんきょじょに上がり、真壺の上品二個、惟新公に差上げたが、真壺をおねだりになった家康公は、すでに元和二年におかくれになり、新納にいろ拙斎殿も慶長十七年に長逝し
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)