“御隠居”のいろいろな読み方と例文
旧字:御隱居
読み方割合
ごいんきょ86.7%
ごいんきよ6.7%
よふどふさま6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々——半年に一度くらい——寒い季候には茶色のむくむくした襟巻えりまきと、同じ色のとぼけた様な(御隠居ごいんきょさん帽子)を冠ったり
かやの生立 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
のみならず、その退屈をまぎらしたい一心で、勝手な悪戯いたづらをして仕方がない。現に或時はよその御隠居ごいんきよ様をつかまへて「あなた、仏蘭西フランス語を知つていらつしやる」
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
先頃土佐蒸気船ジヨヲキセン夕顔ユウガヲと云船が大坂より参り候て、其ついでに 御隠居よふどふさま様より後藤庄次郎こと早々上京致し候よふとの事、私しも上京してくれよと、庄次郎申おり候ゆへ