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『東京小品』
ふりがな文庫
『
東京小品
(
とうきょうしょうひん
)
』
鏡 自分は無暗に書物ばかり積んである書斎の中に蹲つて、寂しい春の松の内を甚だらしなく消光してゐた。本をひろげて見たり、好い加減な文章を書いて見たり、それにも飽きると出たらめな俳句を作つて見たり——要するにまあ太平の逸民らしく、のんべんだらり …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
大
(
おほい
)
宛
(
づつ
)
傍
(
かたはら
)
関
(
かかは
)
分明
(
ぶんみやう
)
外
(
はづ
)
繍
(
ぬひと
)
聖徒
(
セエント
)
僅
(
わづか
)
反
(
かへ
)
可哀
(
かはい
)
平
(
たひら
)
方
(
はう
)
煌々
(
くわうくわう
)
玉
(
ぎよく
)
背
(
せい
)
蹲
(
うづくま
)
間
(
あひだ
)
額
(
がく
)
丈
(
だけ
)
上
(
あが
)
埋
(
うづ
)
宛転
(
ゑんてん
)
往来
(
わうらい
)
後
(
うしろ
)
徒
(
いたづ
)
悪戯
(
いたづら
)
斑々
(
はんぱん
)
正気
(
しやうき
)
猪口
(
ちよく
)
盛
(
も
)
秋波
(
しうは
)
鉢合
(
はちあは
)
間中
(
あひだぢう
)
上眼
(
うはめ
)
両国
(
りやうごく
)
二方
(
にはう
)
何
(
なん
)
催
(
もよほ
)
匀
(
にほひ
)
吊
(
つる
)
呼鈴
(
ベル
)
唐本
(
たうほん
)
嘔吐
(
へど
)
堆
(
うづたか
)
壁際
(
かべぎは
)
外
(
そと
)
天井
(
てんじやう
)
嬌声
(
けうせい
)
存外
(
ぞんぐわい
)
宵闇
(
よひやみ
)
床
(
ゆか
)
廊下
(
らうか
)
悵然
(
ちやうぜん
)
愛嬌
(
あいけう
)
抱
(
だ
)
文字
(
もじ
)
昨日
(
きのふ
)
楽声
(
がくせい
)
標札
(
へうさつ
)
毯
(
たん
)
沸
(
たぎ
)
法帖
(
ほふでふ
)
泥酔
(
でいすゐ
)
甚
(
はなはだ
)
盃
(
さかづき
)
真上
(
まうへ
)
砂利
(
じやり
)
良人
(
をつと
)
蔽
(
おほ
)
行儀
(
ぎやうぎ
)
軸
(
ぢく
)
逗子
(
づし
)
酔眼
(
すゐがん
)
障子
(
しやうじ
)
雖
(
いへど
)
雲水
(
うんすゐ
)
飜
(
ひるがへ
)
黄興
(
くわうこう
)
一人
(
ひとり
)
一綴
(
ひとつづ
)
三
(
み
)
中
(
うち
)
二
(
ふた
)
亦
(
また
)
仔細
(
しさい
)
何処
(
どこ
)
何故
(
なぜ
)
何時
(
いつ
)
其処
(
そこ
)
冷評
(
ひやか
)
刹那
(
せつな
)
剰
(
あま
)
勿論
(
もちろん
)
千枝
(
ちえ
)
半白
(
はんぱく
)
古色
(
こしよく
)
唐紙
(
からかみ
)
啼
(
な
)
因縁
(
いんねん
)