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上眼
ふりがな文庫
“上眼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うわめ
87.9%
うはめ
12.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うわめ
(逆引き)
そうしたら部屋のむこうに日なたぼっこしながら
衣物
(
きもの
)
を縫っていた
婆
(
ばあ
)
やが、
眼鏡
(
めがね
)
をかけた顔をこちらに向けて、
上眼
(
うわめ
)
で
睨
(
にら
)
みつけながら
碁石を呑んだ八っちゃん
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
するとある折、
綽名
(
あだな
)
をバテレンとも神父サンとも呼ぶ
髯面
(
ひげづら
)
の老工員が、ぼくを
上眼
(
うわめ
)
ごしでジロと見、「よしな。おめえは」と、ぼくを睨んだ。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
上眼(うわめ)の例文をもっと
(29作品)
見る
うはめ
(逆引き)
昨日
(
きのふ
)
縫子
(
ぬひこ
)
に
貸
(
か
)
して
遣
(
や
)
つたら、
何所
(
どこ
)
かへ
失
(
なく
)
なして仕舞つたんで、
探
(
さが
)
しに
来
(
き
)
たんださうである。両手で
頭
(
あたま
)
を抑へる様にして、
櫛
(
くし
)
を束髪の
根方
(
ねがた
)
へ押し付けて、
上眼
(
うはめ
)
で代助を見ながら
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その日自分の書斎には、梅の花が
活
(
い
)
けてあつた。そこで我々は梅の話をした。が、
千枝
(
ちえ
)
ちやんと云ふその女の子は、この
間中
(
あひだぢう
)
書斎の
額
(
がく
)
や
掛物
(
かけもの
)
を
上眼
(
うはめ
)
でぢろぢろ眺めながら、退屈さうに側に坐つてゐた。
東京小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
上眼(うはめ)の例文をもっと
(4作品)
見る
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“上眼”で始まる語句
上眼遣
上眼瞼
上眼使
上眼窩弓
検索の候補
上眼遣
眼上
上眼瞼
上眼使
上眼窩弓
白眼看他世上人
“上眼”のふりがなが多い著者
吉川英治
夏目漱石
有島武郎
林不忘
三遊亭円朝
中里介山
谷崎潤一郎
北原白秋
平林初之輔
長谷川時雨