“上眼遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわめづか50.0%
うはめづかひ25.0%
うわめづかい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常吉の縄尻なわじりをとって、留五郎と岩吉が揚々と引き揚げて行った後は、度を失った一同が、恐る恐る上眼遣うわめづかいに、伝七をぬすみ見るばかりであった。
そして何時ものやうに上眼遣うはめづかひでヂロリ/\學生の顏を睨𢌞ねめまはして突ツ立ツてゐるのであるから、學生等は、畏縮といふよりはいさゝか辟易のてい逡巡うぢうぢしてゐる。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
自分は火鉢のそばに竦んだまま、上眼遣うわめづかいをして、這入はいって来る長沢を見上げながら、寒くて動けないよと云った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)