“上目遣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわめづか66.7%
うはめづか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と米友が杖槍から荷物まで、そっくりそこへほうり出し、足を投げ出して、上目遣うわめづかいに、道庵のかおを眺めただけで無言。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
北川は上目遣うわめづかいに社長の顔を眺めた。そして、五十親爺おやじ口辺くちべ一寸ちょっと恥しそうしわのきざまれたのを見ると、一種の満足を感じて、ニヤニヤ笑いながら答えた。
花吉はがツくり島田の寝巻姿ねまきすがた、投げかけしからだを左のひぢもて火鉢にさゝへつ、何とも言はず上目遣うはめづかひに、低き天井、なゝめに眺めやりたるばかり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)