上目遣うわめづか)” の例文
と米友が杖槍から荷物まで、そっくりそこへほうり出し、足を投げ出して、上目遣うわめづかいに、道庵のかおを眺めただけで無言。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
北川は上目遣うわめづかいに社長の顔を眺めた。そして、五十親爺おやじ口辺くちべ一寸ちょっと恥しそうしわのきざまれたのを見ると、一種の満足を感じて、ニヤニヤ笑いながら答えた。