“皺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しわ92.7%
じわ2.4%
しな1.5%
しは1.4%
しか1.2%
しわよ0.2%
ひそ0.2%
ひだ0.2%
0.2%
シワ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“皺”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語55.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語13.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「頭蓋骨の縫合とか、肋軟骨化骨ろくなんこつかこつの有無とか、焼け残りの皮膚のしわなどから、年齢が推定できませんか」
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
法水の直観的な思惟のしわから放出されてゆくものは、黙示図の図読といいこれといい、すでに人間の感覚的限界を越えていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
——彼はなにか地上では見られなかった深海の魚巣ぎょそうでもかし見たようにその片目じわと、足のしびれをも忘れていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
顔に小じわは寄つて居るが、色の白い、目の晴やかに大きい、伯爵夫人と言つても好い程のひんのある女である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ばちあはせる一どうこゑしなびてせたのどからにごつたこゑであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
殊更ことさら勘次かんじたいしてはしなびたかほ筋肉きんにくさらしがめてるので
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それから、しはで、殆、鼻と一つになつた唇を、何か物でもんでゐるやうに動かした。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其内そのうちこしはさんだ、煮染にしめたやうな、なへ/\の手拭てぬぐひいて克明こくめいきざんだひたひしはあせいて
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あたかも感覚が鈍くなったようで、お政が顔をしかめたとて、舌鼓を鳴らしたとて、その時ばかり少し居辛いづらくおもうのみで
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ト云ッて顔をしかめたが、お勢はさらに気が附かぬ様子。しばらく黙然として何か考えていたが、やがてまた思出し笑をして、
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
汝我れをしわよらしめたり
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
しばらくして頭を上げて右の手で煙管を探ッたが、あえて煙草をもうでもなく、顔の色は沈み、眉はひそみ、深く物を思うていである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
四肢のしなやかさは柔らかい衣のひだにも腕や手の円さにも十分現わされていながら、しかもその底に強剛な意力のひらめきを持っている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「今晩もかい。よく来るじゃアないか」と、小万は小声で言ッて眉をせた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
押勝の眉は集つて来て、シワ一つよせぬ美しい、この老いの見えぬ貴人の顔も、思ひなし、ひずんで見えた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
以前の声が、まう一層シワがれた響きで、話をひきとつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)