“皺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しわ92.5%
じわ2.2%
しは1.6%
しか1.5%
しな1.3%
シワ0.1%
しわよ0.1%
ひそ0.1%
ひだ0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お茂與といふ美しい年増は、帶の間から紙入を出して、その中から小さく疊んだ半紙を拔き、して平次の方へ滑らせたのです。
ちりめんが寄って暗いもの、あたい、どうしようかと毎日くよくよしているんだけど、おじさまだって判ってくれないもの。
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
それから、で、殆、鼻と一つになつた唇を、何か物でもんでゐるやうに動かした。細い喉で、尖つた喉佛の動いてゐるのが見える。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
好い奉公人を置き当てたと家内の者も喜んでいた。私も喜んでいた。すると四、五日経った、妻は顔をめてこんなことを私にいた。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あまつさえ、風に取られまいための留紐を、ぶらりとびた頬へ下げた工合が、時世なれば、道中、笠もせられず、と断念めた風に見える。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
押勝の眉は集つて来て、一つよせぬ美しい、この老いの見えぬ貴人の顔も、思ひなし、ひずんで見えた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
... 勇士のごとく我にせかかり給う」と恨み、あるいは神を「汝」と呼びて「汝わが宗族をことごとく荒せり、汝我れをらしめたり」とじている。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
しばらくして頭を上げて右の手で煙管を探ッたが、あえて煙草をもうでもなく、顔の色は沈み、眉はみ、深く物を思うである。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
四肢のしなやかさは柔らかい衣のにも腕や手の円さにも十分現わされていながら、しかもその底に強剛な意力のひらめきを持っている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「今晩もかい。よく来るじゃアないか」と、小万は小声で言ッて眉をせた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)