“宗族”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうぞく42.9%
うから28.6%
やから14.3%
いへがら14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子寧しねい手をもて舌血ぜっけつを探り、地上に、成王せいおう安在いずくにあるの四字を大書たいしょす。帝ますます怒りて之を磔殺たくさつし、宗族そうぞく棄市きしせらるゝ者、一百五十一人なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
我また汝のせちに求むるものを指して請ふ、若しトスカーナの地を踏むことあらば、わが宗族うからの中に汝再びわが名を立てよ 一四八—一五〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
... 勇士ますらおのごとく我にせかかり給う」と恨み、あるいは神を「汝」と呼びて「汝わが宗族やからをことごとく荒せり、汝我れをしわよらしめたり」とえんじている。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
古い穢多の宗族いへがらといふことは、丁度長野の師範校に心理学の講師として来て居た頃——丑松がまだ入学しない以前まへ——同じ南信の地方から出て来た二三の生徒の口かられた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)