“そうぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウゾク
語句割合
宗族21.4%
草賊21.4%
相続14.3%
僧俗14.3%
装束14.3%
曹賊7.1%
相續7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突っこんだ話をしてみたところ、果たして、ただの土民ではなく、漢室の宗族そうぞく景帝の裔孫えいそんということが分った。しかも英邁えいまいな青年だ。さあ、これから楼桑村の彼の家を訪れよう。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竈の火口ほくちへ手をかざしながら、草賊そうぞくおさ毛利薪兵衛は、物臭ものぐさそうにこう云った。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そうなるとあとつぎの子どもがないので、この人がにいさんの財産ざいさん相続そうぞくするつもりでいた。
南都の僧俗そうぞくにも稽古けいこをうけに通って来る者が多かった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「すりゃ、そのつら装束そうぞくは、舞を舞うためのものか」
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
御猟みかりの日、傍若無人ぼうじゃくぶじん曹賊そうぞくが、帝のおん前に立ちふさがって、諸人の万歳をわがもの顔にうけた時、玄徳の舎弟関羽かんうが、斬ッてかかりそうな血相をしておった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「願わくは、閣下の精練の兵武をもって、許都の曹賊そうぞく討平とうへいし、大きくは漢朝のため、小にはわが主玄徳のため、この際、平常のご抱負をのべ、奮勇一番、ご蹶起けっきあらんことを」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
到底とてもこれに相續そうぞく石油藏せきゆぐられるやうなもの身代しんだいけふりとりてのこ我等われらなにとせん、あとの兄弟けうだい不憫ふびん母親はゝおやちゝ讒言ざんげん絶間たえまなく、さりとて此放蕩子これ養子やうしにと申うくひと此世このよにはあるまじ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)