宗族そうぞく)” の例文
子寧しねい手をもて舌血ぜっけつを探り、地上に、成王せいおう安在いずくにあるの四字を大書たいしょす。帝ますます怒りて之を磔殺たくさつし、宗族そうぞく棄市きしせらるゝ者、一百五十一人なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
突っこんだ話をしてみたところ、果たして、ただの土民ではなく、漢室の宗族そうぞく景帝の裔孫えいそんということが分った。しかも英邁えいまいな青年だ。さあ、これから楼桑村の彼の家を訪れよう。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
劉表も遠大な野心を抱いていますし、彼と彼とは、ともに宗族そうぞくで親類も同様ですからな
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)