三国志さんごくし06 孔明の巻06 こうめいのまき
時刻ごとに見廻りにくる巡邏の一隊であろう。 明け方、まだ白い残月がある頃、いつものように府城、官衙の辻々をめぐって、やがて大きな溝渠に沿い、内院の前までかかってくると、ふいに巡邏のひとりが大声でいった。 「ひどく早いなあ。もう内院の門が開い …
作品に特徴的な語句
モテアソ ムナ シュ クズ ホドコ ケイ コン かい タット シツ キル しょう ケン サグ せい おおい カク かんば オトロ れつ こう めい えん きょく しる 石階せっかい かつ いのこ ひっ そうろ アラ つぶ とき きょう ボク 到頭トウトウ あろ こう かん たも 醜女しゅうじょ しらせ いえ あらたま 退しりぞ 扮装いでた 十日じゅうじつ 大方だいほう げき いとけな かん いぬい めあわ きょう かん 新野シンヤ ひそか みの 企図もくろ 石床せきしょう 怯々きょうきょう ともの 訪問おとずれ 盲目めしい ヒツ 蒼天おおぞら ひるがえ 蛟龍コウリョウ しょ ひつじ むさ けい ムラ ほと 消息おとずれ よろい しゅ かっ 湿うるお さい おわ しゃ
題名が同じ作品
三国志:01 序 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名)吉川英治 (著)