“斬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
75.0%
6.7%
5.8%
ざん5.4%
1.3%
なぐ1.3%
きっ0.9%
きり0.9%
0.4%
きつ0.4%
(他:4)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“斬”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あるいは云う、八人の刺客せっかくがリチャードを取り巻いた時彼は一人の手よりおのを奪いて一人をり二人を倒した。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人をつたものゝ受くるばつは、られたひとにくからる血潮であるとかたしんじてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「……さっ、斬れ、おいっ。頼むから、きれいに、ってくれ。年三十にならねえうちに、生きるに持てあましたこの首を」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあ、ひどい血になって——。られたのかえ。今、谷の方で鉄砲の音がしたから、もしやと思っていたら? ……」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「その面構つらがまえでは、問うても容易に口を開くまいが」と、前置きしてほたるりのさきを、廊下の上から突き向けた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一角が庭下駄を揃えると共に、ほたるり信国を引っ提げた阿波守、ズカリとそれへ足を進ませるかと思うと——。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かりにもお代官のおしるしだなんぞと申し触れるものがあらば、召捕ってざんに処する、これこそ全くお人違いじゃ」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ご下命のまま、これへの途中、源中納言どのを、ざんに処しましてございまする。いさいは御差遣ごさけんの両使より、おききとりを仰ぎたく」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——四日前の月の夜、ぎ上がったばかりの物干竿に、けた人間が、さっきの菰をねて、馬の後からいて来るような気がする。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「べら棒な。——ほかに男をこしらえた女、俺が手にけて、成敗したのは、当りめえだ」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「苦手と考えるからいけないのさ。私なども、長脇差のなぐみを幾度も見ているけれど、みんな、腕におぼえがあるんじゃなし、度胸一つの仕事じゃないの」
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抜いてみると、目づもりは二尺二、三寸、片手なぐりに頃あいな肉づきである。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわち生麦で英人のリチヤードソンと云うものを薩摩のさむらいきったと云うことが丁度ちょうど彼方あっちに報告になった時で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
中にも土佐の若武者などは長い朱鞘しゅざやの大小をして、鉄砲こそ持たないが今にもきっかかろうと云うような恐ろしい顔色がんしょくをして居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かれもこれも一瞬時、得三はまなこ血走り、髪逆立ちて駈込つ、猶予ためらう色無く柱にれる被を被りし人形に、きりつけつきつけ、狂気のごとく、愉快、愉快。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きりむすぶ太刀の先こそ地獄なれ たんだふみこめ先は極楽ごくらく
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あいや、勝利に酔うのはまだ早い。義兄関羽が、華雄をち取ったからには、此方とても、ひと手柄してみせる。この機をはずさず、全軍をすすめ給え。此方、先鋒に立ってまたたくまに洛陽へ攻め入り、董相国とうしょうこく生擒いけどって、諸侯の階下にひきすえてお見せ申さん」と、誰か叫んだ。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利刃一閃浮世をきつて真ッ二ツ
凡神的唯心的傾向に就て (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
私は実に人をきると云うことは大嫌い、見るのも嫌いだ、けれども逃げれば斬られる、仕方がない、いよい先方むこう抜掛ぬきかかれば背に腹は換えられぬ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
清「あとで小川様がだん/″\お調べに成ったところが、流石さすが名奉行様だから、永禪和尚が藤屋の女房じゃアまアお梅を連れてげる時のことを知ってるから、これをかして置いては露顕するもとというて、ってげたに違いないと云うので、足を付けたがえまに知れぬと云いますわ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「どうする? ……諦めるなら綺麗きれいがいいし、四ツにる気なら、つい川下流かわしもだ、舟でも、かごでも、出してやるが」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一、農家耕田コウデンアラス者ハキル
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)