“面構”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つらがま71.1%
つらがまえ26.7%
つらがまへ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
警察に命じて容赦なく引っくくらせて、貴様の口をふさいで見せるぞ……という威嚇も、その兇悪な面構つらがまえの中に含んでいるようだ。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
頭髪あたかも銀のごとく、額げて、ひげまだらに、いといかめしき面構つらがまえの一癖あるべく見えけるが、のぶとき声にてお通をしか
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其家そこにも、此家ここにも、怖し気な面構つらがまへをした農夫ひやくしやうや、アイヌ系統によくある、鼻の低い、眼の濁つた、青脹あをぶくれた女などが門口に出て、落着の無い不格好な腰付をして、往還の上下かみしもを眺めてゐるが
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)