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『琵琶伝』
ふりがな文庫
『
琵琶伝
(
びわでん
)
』
新婦が、床杯をなさんとて、座敷より休息の室に開きける時、介添の婦人はふとその顔を見て驚きぬ。 面貌ほとんど生色なく、今にも僵れんずばかりなるが、ものに激したる状なるにぞ、介添は心許なげに、つい居て着換を捧げながら、 「もし、御気分でもお悪い …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「国民之友」1896(明治29)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
汝
(
おまえ
)
断
(
たっ
)
吾
(
おら
)
彼女
(
あのこ
)
娶
(
き
)
首
(
うなじ
)
達
(
いた
)
絶
(
たゆ
)
間
(
うち
)
苦
(
あっ
)
老夫
(
じい
)
吾
(
おり
)
宜
(
うべ
)
傍
(
かたえ
)
夜
(
よさ
)
罷出
(
まかんで
)
艶
(
つやや
)
帰途
(
かえるさ
)
不可
(
いけね
)
産
(
うむ
)
微笑
(
えみ
)
奥様
(
これ
)
退
(
すさ
)
飯
(
いい
)
粛
(
さ
)
冷
(
ひやや
)
判然
(
きっぱり
)
老夫
(
じじい
)
寂
(
じゃく
)
徐
(
しずか
)
企
(
くわだて
)
餌
(
えば
)
態
(
なり
)
憂
(
うき
)
危
(
あやぶ
)
鎖
(
じょう
)
萎
(
しぼ
)
吾
(
おれ
)
詰
(
つめ
)
言
(
ことば
)
瞬
(
またたき
)
装
(
も
)
余
(
あまり
)
楽
(
たのしみ
)
頭
(
こうべ
)
越
(
ごし
)
家
(
や
)
室
(
ま
)
張
(
はり
)
言
(
こと
)
女
(
むすめ
)
太
(
いた
)
思
(
おもい
)
大急
(
おおいそぎ
)
夜半
(
よわ
)
通知
(
みちとも
)
怪
(
あやし
)
怯
(
お
)
重
(
かさな
)
我
(
が
)
在
(
いま
)
品
(
もの
)
背
(
せな
)
眴
(
みまわ
)
下
(
もと
)
更
(
あらた
)
畏
(
かしこま
)
紅
(
くれない
)
魅入
(
みいり
)
出
(
い
)
中
(
あた
)
凄
(
すさ
)
眼張
(
がんばっ
)
他
(
ひと
)
毫
(
すこし
)
汝
(
うぬ
)
俯伏
(
うつぶし
)
和
(
やわら
)
駈出
(
かけい
)
洩
(
もれ
)
立籠
(
たてこ
)
怒
(
いか
)
座右
(
ざう
)
眩
(
くら
)
平時
(
つね
)
幽
(
かすか
)
眼
(
まなこ
)
留
(
とど
)
床杯
(
とこさかずき
)
弁疏
(
いいわけ
)
詮方
(
しかた
)
後
(
のち
)
犠牲
(
いけにえ
)
見
(
まみ
)
烏金
(
しゃくどう
)
蓋
(
けだ
)
断念
(
あきらめ
)
斯
(
こ
)
翌日
(
あくるひ
)
暗
(
やみ
)