“座右”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざゆう48.0%
ざう48.0%
ざいう4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやく、諸士の願いを退けて、すこし座右ざゆうに暇を見出したと思っていると、こんどは宗治の兄の月清入道げっしょうにゅうどうが来て、彼に説いた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅の暇には、彼はたずさえている書物に読み耽るらしく、手垢てあかで黒くなった四五冊のむずかしい書物が、いつも彼の座右ざうにあるのでした。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
〔譯〕心しづかにして、まさに能く白日を知る。眼明かにして、始めて青天を識りすと。此れ程伯氏ていはくしの句なり。青天白日は、常に我に在り。宜しく之を座右ざいうかゝげて、以て警戒けいかいと爲すべし。