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手垢
ふりがな文庫
“手垢”の読み方と例文
読み方
割合
てあか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てあか
(逆引き)
旅の暇には、彼は
提
(
たずさ
)
えている書物に読み耽るらしく、
手垢
(
てあか
)
で黒くなった四五冊のむずかしい書物が、いつも彼の
座右
(
ざう
)
にあるのでした。
湖畔亭事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すると籠屋は煙管を
措
(
お
)
き、茶を一杯ぐっと傾けて、さて、表座敷の神棚から一冊の
手垢
(
てあか
)
に汚れた和本を下ろして来て、無雑作にたずねはじめた。
錦紗
(新字新仮名)
/
犬田卯
(著)
二月ほど前に彼の売った
手垢
(
てあか
)
だらけの「ツアラトストラ」だった。彼は店先きに
佇
(
たたず
)
んだまま、この古い「ツアラトストラ」を所どころ読み返した。
大導寺信輔の半生:――或精神的風景画――
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
手垢(てあか)の例文をもっと
(32作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
垢
漢検準1級
部首:⼟
9画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
検索の候補
垢手拭
“手垢”のふりがなが多い著者
犬田卯
谷譲次
甲賀三郎
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有島武郎
夏目漱石
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江戸川乱歩
福沢諭吉
徳田秋声