“措”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
96.5%
1.0%
おい1.0%
0.6%
さしお0.4%
おか0.2%
かけ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
静寂といおうか、閑雅といおうか、釣りの醍醐味をしみじみと堪能するには、寒鮒釣りをいて他に釣趣を求め得られないであろう。
寒鮒 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
なにとなく薄淋うすさびしくなつたなみおもながめながら、むねかゞみくと、今度こんど航海かうかいはじめから、不運ふうんかみ我等われら跟尾つきまとつてつたやうだ。
何はおいても、余所よそながら真砂町の様子を、と思うと、元来お蔦あるために、何となくきず持足、思いなしで敷居が高い。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軍奉行、長崎四郎左衛門ノジヨウ、実検シケルニ、執筆十二人ニテ、昼夜三日ノ間モ、筆ヲカズ、死者ノ名ヲシルセリトゾ
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
専ら野馬を猟りて食った時代はさしおき、耕稼乗駕馬を労する事多き人が、その上にもこれを殺し肉を食い皮を用いなどするは
そんな高利を借りても急をすくはにやおかれんくらゐの困難が様々にある今の社会じや、高利貸を不正と謂ふなら、その不正の高利貸を作つた社会が不正なんじや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
遂に彼等進み来り手をイエスにかけとらへぬ。——馬太マタイ伝廿六章
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)