“窮措大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうそだい80.0%
きうそだい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
互いに死生を共にし合った往年の英傑児同志が、一方は天下の頭山翁となり、一方は名もなき草叢裡そうそうり窮措大きゅうそだい翁となり果てたまま悠々久濶きゅうかつじょする。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ことに表の窮措大きゅうそだい珍野苦沙弥氏のごときものは生きてござるのが大分苦痛のように見受けらるるから、一刻も早く殺して進ぜるのが諸君の義務である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我が新に獲たる友は、善く我を導けり。彼等は汝が如き窮措大きうそだいめきたる男にあらず。我等は御國を祝ひて盞を傾け、又折に觸れてはおもしろき戲をもなせり。