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窮措大
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きゅうそだい
ふりがな文庫
“
窮措大
(
きゅうそだい
)” の例文
互いに死生を共にし合った往年の英傑児同志が、一方は天下の頭山翁となり、一方は名もなき
草叢裡
(
そうそうり
)
の
窮措大
(
きゅうそだい
)
翁となり果てたまま悠々
久濶
(
きゅうかつ
)
を
叙
(
じょ
)
する。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ことに表の
窮措大
(
きゅうそだい
)
珍野苦沙弥氏のごときものは生きてござるのが大分苦痛のように見受けらるるから、一刻も早く殺して進ぜるのが諸君の義務である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
玄機が詩を学びたいと言い出した時、両親が快く諾して、隣街の
窮措大
(
きゅうそだい
)
を家に招いて、
平仄
(
ひょうそく
)
や押韻の法を教えさせたのは、他日この子を
揺金樹
(
ようきんじゅ
)
にしようと云う願があったからである。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「君は依然として
窮措大
(
きゅうそだい
)
だね、まだ世に出ることができないね」
西湖主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
太陽が無事に東から出て、無事に西へ入るのも全く実業家の御蔭である。今まではわからずやの
窮措大
(
きゅうそだい
)
の家に養なわれて実業家の
御利益
(
ごりやく
)
を知らなかったのは、我ながら不覚である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
窮
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
措
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“窮”で始まる語句
窮
窮屈
窮命
窮鼠
窮鳥
窮迫
窮地
窮余
窮乏
窮策